ドイツ連邦統計局が10月29日発表した2010年9月の国内小売売上高(小売売上の約76%を占める計7州のデータに基づく暫定値。自動車販売店を除く)は前年同月を名目で1.6%上回り、物価変動を加味した実質でも0.4%増加した。非食料品店が好調で全体を押し上げた格好。食料品店は名目1.8%減、実質3.5%減と振るわなかった。小売売上の前月比の変動率(季節要因・営業日数調整値)は名目が2.4%減、物価調整後の実質が2.3%減となり、ともに2カ月連続で低下した。
\非食料品店の売上高は前年同月比で実質3.1%増加した。特に繊維・衣料品・靴・革製品店が好調で5.3%増加。デパートなどの総合的な小売店も高い伸びを示した。通販は3.0%減となり、非食料品部門で唯一、後退している。
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