連邦カルテル庁は10月29日、食品スーパー大手のEdeka(ハンブルク)が飲料小売チェーンのtrinkgutを買収する計画を条件付きで承認したと発表した。一部店舗などを放出すれば独禁法上の問題が発生しないと判断した。買収手続きは年末に終了する見通し。
\trinkgutはノルトライン・ヴェストファーレン、ニーダーザクセンの2州を中心に計232店の飲料チェーンをフランチャイズ方式で展開する業界大手で、売上高は5億2,000万ユーロに上る。カルテル庁はこれら店舗をすべてEdekaが買収すると、市場に寡占が生じ消費者が不利益を被る恐れがあると判断。Edekaとも協議した末にtrinkgutの店舗を25カ所、Edeka傘下の飲料チェーンTopの店舗6カ所の計31カ所のほか、trinkgut傘下の物流会社Maxxumを放出することを条件に取引を承認した。
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