欧州経済の中心地ドイツに特化した
最新の経済・産業ニュース・企業情報をお届け!

2010/11/3

経済産業情報

独機械業界9月受注28%増に、拡大幅は縮小

この記事の要約

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が2日発表した加盟企業の9月の受注高は前年同月比28%増となり、2ケタ台の伸びを確保した。これまでに比べると増加幅は縮小しているものの、VDMAのトーマス・リントナー会長は経済危機後の特需が […]

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が2日発表した加盟企業の9月の受注高は前年同月比28%増となり、2ケタ台の伸びを確保した。これまでに比べると増加幅は縮小しているものの、VDMAのトーマス・リントナー会長は経済危機後の特需がほぼ終了し、顧客産業の投資活動が「通常モード」に戻りつつあると発言。受注の拡大は今後も続くとの見方を示した。

\

9月受注は国内が33%増加、国外も26%拡大した。特殊要因による統計上のブレが少ない3カ月単位の比較をみると、7-9月期は前年同期を40%上回った。内訳は国内が34%増、国外が43%増。

\

業績回復を受け、独機械業界では雇用を拡大する動きが強まっている。VDMAによると8月の業界就労者数は前月から5,000人増の90万9,000人となり、3カ月連続で拡大した。過半数の企業が新規採用を計画しているという。

\