欧州連合(EU)の欧州委員会は5日、独大手州立銀行ヴェストLBに対する公的支援策について、国家補助規定との整合性を精査するための調査を継続する方針を明らかにした。経営再建に向けて不良資産を受け皿機関(バッドバンク)に移管する際に受けた公的支援について検証した結果、対象となった資産の価値が実際より高く見積もられていたことが判明。これにより同州立銀は当初の想定を34億ユーロ上回る補助金を受けたと指摘している。欧州委はドイツ政府に対し、バッドバンクに関連した補助金を正当化する新たな再建計画を提出するか、ヴェストLBに超過分の返還を要求するよう求めている。
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