市場調査大手のGfKが23日発表したドイツ消費者景況感指数の2010年12月向け予測値は前月の5.1(修正値)から5.5へと上昇し、これまでに引き続き改善した。景気回復が厚みを増していることが反映された格好で、GfKは2011年の個人消費成長率が1%を超えうるとの見方を示した。今年については同0.5%を見込んでいる。
\景気の見通しに関する11月の指数(12月向け予測値の算出基準の1つ)は65.8となり、前月の56.0から9.8ポイント上昇した。雇用情勢の改善が続くと予想されていることが大きい。企業では人材不足が深刻化し始め被用者の賃金上昇圧力が高まっており、所得の見通しに関する指数も10月の36.0から44.9へと改善。高額商品の購入意欲に関する指数は同22.5から39.3へと上昇した。GfKはクリスマス商戦に期待が持てるとしている。
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