ドイツの年末商戦が好調だ。クリスマス商戦が本格化する待降節第1週目の土曜日に当たった11月27日、商店街は買い物客で繁盛。独小売業者全国連盟(HED)はクリスマス商戦期(11~12月の2カ月間)の業界売上高が今年は前年比2.5%増の約770億ユーロとなり、2006年以来の高水準に達するとの見方を示した。
\待降節第1週目の土曜日は例年、プレゼントの候補をチェックする買い物客が多く、待降節前に比べ商品の売れ行きが大きく伸びることはない。それでも今年は寒波の到来を受けて冬物衣料がよく売れたほか、玩具、アクセサリー、液晶テレビの販売も好調だったという。
\06年のクリスマス商戦が好調だったのは、07年1月の付加価値税引き上げを目前に控え駆け込み需要が殺到したため。一方、今年は好景気が背景にあり、消費の拡大は年明け後も続くと予想されている。
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