独航空大手のLufthansa(フランクフルト)は11月29日、定期便の燃料に植物油を混合したバイオケロシンを投入することを明らかにした。長期投入に伴う機材への影響を調べるのが目的。欧州連合(EU)は二酸化炭素(CO2)排出権取引への参加を2012年から航空会社に義務づける方針を打ち出しており、同社はこれをにらんでバイオケロシンの実用試験を他社に先駆けて定期便で実施する。
\実用試験はエアバスA321型機を用いてフランクフルト~ハンブルク線で実施する。期間は2011年4月から6カ月間、バイオケロシンの植物油混合比率は50%。CO2排出削減量は計1,500トンを見込む。プロジェクト費用は660万ユーロで、そのうち250万ユーロを政府の補助金でまかなう。
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