昨年倒産し今年7月に新スタートを切った安売りデパートWoolworth Deutschland(ウンナ)が事業の拡大に転じる意向だ。来年は週に1店舗のペースで新規店をオープン、店舗数を現在の162から急速に拡大していく。同社のディーター・シンデル社長が11月25日に明らかにした。
\新店舗はドイツ国内にある人口3万人以上の都市を対象に開設する。資金は既存店の売り上げから捻出する考え。既存店に対しては改装費用として計4,000万ユーロを注入する。
\同社はこれまでに取扱商品の数や種類を大幅に削減、物流ではDeutsche Post傘下のDHLと提携しコスト圧縮に成功した。すでに黒字転換しているという。今後は各店舗の面積を1,000~2,000平方メートル程度に縮小するほか、ターゲットとする顧客を中低所得層に絞り込む。事業の拡大が順調に進めば、2021年末までに3,000人以上を新規採用する見通しという。
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