ドイツ連邦統計局が1日発表した2010年10月の小売売上高(小売売上の約76%を占める計7州のデータに基づく暫定値。自動車販売店を除く)は前月を名目で2.4%上回り(季節要因・営業日数調整)、名目値に物価変動を加味した実質でも2.4%増加した。好景気を背景に消費が拡大していることが背景にある。比較対象の9月は名目と実質がともに1.8%減少しており、その反動もあったとみられる。
\10月の小売売上は前年同月比では名目が0.4%増加したものの、物価を加味した実質は0.7%減少した。食料品店がそれぞれ0.5%減、2.4%減と振るわず、足を引っ張った格好。非食料品店は名目0.8%増、実質0.5%増とともにプラス成長を確保している。家具・家電・DIY用品店や繊維・衣料・靴・革製品店などが好調だった。通信販売(ネット通販を含む)は名目・実質ともに7.1%減と大きく落ち込んだ。
\1-10月期の小売売上は前年同期比で名目が2.0%増加、実質も1.0%拡大した。
\