ドイツ連邦カルテル庁は7日、国内で事業展開する化学品卸業社が長年にわたって違法な価格カルテルを結んでいた問題で、計12社に対し総額1,511万ユーロの課徴金支払いを命じたと発表した。同庁はこのほかの16社に対しても捜査を進めており、これら16社の社名や制裁内容もいずれ発表する予定だ。
\今回制裁を言い渡されたのはBUEFA Chemikalien、CG Chemikalien、Hanke & Seidel、Reher & Ramsden Nachflg、Solvadis、Stockmeier Chemie、Stockmeier Chemie Dillenburg、Stockmeier Chemie Eilenburg、Julius Hoesch、H. Moeller、Gebr. Overlack Chemische Fabrik、Overlackの12社。販売価格や販売量を数年~数十年にわたってひそかに取り決めていた。
\カルテルの事実を通報し捜査に協力した業界大手Brenntagは国内法上のルールに従い制裁金支払いを全額免除された。また、支払いを命じられた12社も捜査に協力したため、減額措置を受けた。
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