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2010/12/15

総合 - ドイツ経済ニュース

独製造業受注、10月は1.6%増に回復

この記事の要約

連邦経済省が7日発表した2010年10月のドイツ製造業受注高は物価・季節要因調整後の実質で前月比1.6%増となり、同4.0%減となった9月から大幅に改善した。国内受注が2.4%増と好調で全体を押し上げた格好。\ 国外受注 […]

連邦経済省が7日発表した2010年10月のドイツ製造業受注高は物価・季節要因調整後の実質で前月比1.6%増となり、同4.0%減となった9月から大幅に改善した。国内受注が2.4%増と好調で全体を押し上げた格好。

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国外受注は0.8%増と伸び率が小さかった。主力のユーロ圏が0.9%減と前月に引き続き落ち込んだことが響いた。ユーロ圏外は2.0%増加している。

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部門別では消費財の伸び率が最も高く2.4%に達した。国外が6.5%増と好調で、特にユーロ圏は9.8%の伸びを記録している。ユーロ圏外は2.8%増、国内は1.9%減だった。

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中間財は1.6%拡大した。国内が1.6%増、国内も1.7%増と伸び率はほぼ同水準にとどまったものの、国外の内訳はユーロ圏が1.1%減、ユーロ圏外が4.4%増と差が大きい。

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投資財は1.3%増で、国内が3.9%増と大きく伸びた。国外は0.3%減(内訳:ユーロ圏2.5%減、ユーロ圏外0.8%増)。

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一時的な要因による統計上のブレが小さい2カ月単位の比較をみると、9~10月の製造業受注は前の期の7~8月を1.5%下回った。大型受注が少なかったことが響いた。国内が0.4%増えたものの、国外が2.9%減少。特にユーロ圏は7.8%減と大きく落ち込んだ。部門別では中間財が2.8%減、投資財が0.8%減、消費財が±0%となっている。

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