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2010/12/15

経済産業情報

一般世帯のCO2排出量が減少、09年は1人当たり7.5トンに

この記事の要約

連邦統計局が13日発表した一般世帯の二酸化炭素(CO2)排出量は昨年、計6億1,800万トンで、2000年の6億5,400万トンから5.5%減少した。住民1人当たりでは同8トンから7.5トンへと5.2%縮小している。\ […]

連邦統計局が13日発表した一般世帯の二酸化炭素(CO2)排出量は昨年、計6億1,800万トンで、2000年の6億5,400万トンから5.5%減少した。住民1人当たりでは同8トンから7.5トンへと5.2%縮小している。

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暖房と自動車の利用に伴う「直接的なCO2排出量」は1人当たり2.6トンで、6.8%減少した。暖房にCO2排出量の少ない天然ガスを利用する世帯が増えたほか、自動車でも同排出量の少ないディーゼル車の比率が拡大したことが大きい。

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「間接的なCO2排出量(一般世帯で利用する消費財の生産で発生するCO2の量。国外で生産された消費財を含む)」も1人当たり4.3%低下した。家計支出に占めるサービス消費の比率や、発電量に占める再生可能発電の比率が高まったことが背景にある。

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