欧州自動車最大手の独Volkswagen（VW、ヴォルフスブルク）は21日、マレーシアの複合企業DRB HICOMと提携すると発表した。マレーシア東部のペカンにあるDRB HICOMの工場でVW車を共同生産する。VWは2018年までにトヨタを抜いて世界最大の自動車メーカーになるとの目標を打ち出しており、その実現に向け東南アジアの主要市場であるマレーシアを開拓していく。
\ペカン工場ではまず2011年末から中型車「Passat」を生産、2012年末にはアンダミドルクラス車「Jetta」を追加する。セミノックダウン方式で当初は年数千台を生産。段階的に規模を引き上げていく。
\VWはマレーシアでの生産に向け長年、現地大手のProtonと提携交渉を進めてきたが、今年半ばに決裂した。DRB HICOMは現地に包括的な生産・販売網を持っており、VWはProtonとの交渉決裂後、新たな提携先候補として交渉を進めてきた。
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