経営難の太陽電池メーカーConegy(ハンブルク)は17日、債務整理計画で債権者と合意が成立したと発表した。減資と増資を通して債務を大幅に圧縮することが柱で、12月21日に失効する融資枠契約も4年間の延長が認められた。同合意は年明け後に開催される臨時株主総会の承認を経て成立する。
\同社の資本金は現在の4億ユーロから8分の1の5,000万ユーロへと減資され、その後、株主を対象とする新株の発行で最大1億8,800万ユーロの増資が実施される。増資収入により有利子債務は現在の3億2,300万ユーロから1億3,500万ユーロへと圧縮される。
\株主が新株引受権を行使せず、増資目標額の1億8,800万ユーロが集まらない場合は、同社に対する債権が40%減額の上で株式へと転換される。債務整理計画が実施されると、投資会社Sothic、York Capitalの2社は過半数株を取得し、経営権を掌握するもようだ。Conergy株を現在29%持つ独Commerzbankは新株を引き受けず、出資比率が10%未満に低下する見通しという。
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