2010年のクリスマス商戦期(11~12月)はハイテク家電の販売が好調だったもようだ。独情報通信業界連盟(Bitkom)はこのほど、メーカー・小売店を対象に実施したアンケート調査の結果を受け、「ハイテク業界はクリスマス商戦の推移にとても満足している」(シェーア会長)との見方を示した。
\Bitkomによると、販売台数が最も多かったのはゲームソフトと携帯電話機で、これに薄型テレビ、デジタルカメラ、携帯型コンピューターが続いた。アップルの「iPad」で人気に火がついたタブレットPCについては「2010年のハイテクプレゼントだ」としている。タブレットPCの2010年通期販売台数は約45万台に達したという。
\ハイテク製品の市販価格が低下したことはクリスマス需要の拡大につながった。主な製品の平均価格は薄型テレビが前年同期比4%減の683ユーロ、ノートパソコンが10%減の513ユーロ、ネットブックが11%減の254ユーロ、ブルーレイディスク・プレーヤーが22%減の173ユーロへと下がっている。
\クリスマスプレゼントの販売チャネルではネット通販の比重が急速に伸びており、今年は消費者の3人に1人がオンラインで購入した。昨年は5人に1人にとどまっていた。
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