独特許薬業界団体VFAは12月21日、ドイツ市場で発売された特許薬が昨年24件だったと発表した。1997年以来の高水準となった前年(37件)に比べ大幅に減少。2006年以来の低水準へと落ち込んだ。
\新薬を疾患分野別でみると、循環器系疾患治療薬と抗がん剤、神経疾患治療薬、造影剤がそれぞれ3件で最も多かった。これに骨疾患と代謝疾患治療薬が各2件で続いた。
\住民2,000人当たりの発症者数が1人未満の珍しい病気の治療薬は6件と多かった。そのうち2件はドイツ国内で開発されている。
\一方、新たな投与法が承認された既存の特許薬は24件(2ダース)を超えた。これらの医薬品としては小児患者が服用できるようにドリンク化した降圧剤や、これまで別々に服用されてきた降圧剤と糖尿病治療薬を1つの医薬品に統合したものなどがある。
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