特殊機械メーカーの独Singulus(カール・アム・マイン)は10日、CIS薄膜太陽光発電セルの製造装置を5台受注したと発表した。受注高は3,000万ユーロを超えるという。
\Singulusはブルーレイディスクなど光記録媒体の製造装置を中核事業としており、太陽電池製造装置事業は2007年にStanglを買収して立ち上げた。CIS薄膜太陽光発電セル製造装置は09年に開発。10年に初受注を獲得した。このときの受注高は1,900万ユーロ強。
\受注先は前回も今回も同一。欧州企業ということ以外は明らかにされていないが、仏建材大手Saint Gobainの太陽電池子会社Avancisとみられる。Avancisは韓国に工場を建設しており、市場関係者は今回の取引をSingulusの太陽電池製造装置がアジアでも競争力を持つことを裏付けるものと高く評価している。
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