化学大手の独Beiersdorf(ハンブルク)が11日発表した2010年12月期暫定決算の営業利益(EBITベース)は5億7,900万ユーロとなり、前期から1%減少した。主力のコスメティック部門の事業再編に特別費1億2,000万ユーロを計上したことが影響。最終利益は19%減の3億800万ユーロへと落ち込んだ。売上高は8%増の61億9,200万ユーロに拡大している。
\コスメティック部門のEBITは特別費が響き14%減の4億8,200万ユーロへと後退した。売上高は6.2%増の53億2,000万ユーロに拡大している。英国やロシア、南北アメリカ事業が好調だった。
\粘着テープ部門Tesaは売上高が13%増の8億7,200万ユーロと大きく伸び、EBITは前期の2,900万ユーロから9,700万ユーロへと3倍強に増加。経済危機の落ち込みからの回復を果たした。
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