ハイテク業界団体Bitkomは6日、2011年の独娯楽家電市場規模が125億ユーロになるとの見通しを明らかにした。2010年の127億ユーロからは1.7%減となるものの、同年は冬季オリンピックやサッカーワールドカップ(W杯)などスポーツのビックイベントで需要が大幅に押し上げられており、これを踏まえると好調と言えそうだ。
\一方、欧州連合(EU)の娯楽家電市場は前年を約7%下回る560億ユーロ強に縮小する見通し。特にフランス、スペイン、イタリアで大きく落ち込むという。
\市場の半分以上を占めるテレビはEU全体の販売台数が約6,100万台となり、売上高は4%減の310億ユーロに後退する。一方ドイツは販売台数が過去最高の980万台に達する見通し。昨年話題となった3Dやインターネットテレビ、高精細テレビなどが販売増をもたらすという。テレビ価格の低下幅は小さいとしている。
\売上成長率が今年最も大きい娯楽家電はブルーレイディスク・プレーヤー。EUでは約41%増の12億ユーロ、ドイツでは約66%増の3億4,700万ユーロが見込まれている。
\Bitkomは市場調査会社EITOのデータをもとに今回の予測を発表した。
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