自動車大手の独Volkswagen(VW、ヴォルフスブルク)が燃料1リットルで100キロメートル(km)を走行する「1リットルカー」のハイブリッドモデルを近く公開するもようだ。経済誌『ヴィルツシャフツボッヘ』が15日付で報じた。
\1リットルカーはピエヒ監査役会長が社長だった時代に開発を開始。2002年の試験走行では100km当たりの燃費で0.89リットル、二酸化炭素(CO2)排出量でも45グラムを実現した。05年になって生産コスト高を理由に開発が一度中止されたものの、同会長の音頭で07年にプロジェクトが再開された。09年のフランクフルト国際モーターショー(IAA)にはプロトタイプ「1L」が出展されている。
\1リットルカーのハイブリッドモデルは26~29日にドーハで開催される第1回カタールモーターショーで初公開される。2人乗りで、ディーゼルエンジンを利用しているのが特徴。車体には1Lと同じ炭素繊維が用いられている。2013年から量産が始まる見通しという。
\