鉄道大手のDeutsche Bahn(ベルリン)が2階建ての特急(IC)車両を初導入する。輸送需要の少ない路線に導入し、新たな乗客層を獲得する意向だ。同時に既存のIC車両を改装して予備の車両を増やし、豪雪などの緊急時に対応できるバックアップ体制を強化する。同社のウルリヒ・ホームブルク取締役(旅客事業担当)が12日、明らかにした。
\2階建てIC車両は鉄道車両世界最大手のBombardierに発注した。機関車27台、客車135両からなる計27編成で、総額は3億6,000万ユーロ。最終的には数年をかけて客車800台を調達する。
\同車両は最高時速が160キロで、高速鉄道ICEと同じデザイン、装備を採用。1編成当たりの座席数を469とし、2013年末から運行を開始する。契約書には悪天候下でも運行できる仕様とすることが盛り込まれている。
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