独電気電子工業会（ZVEI)は13日付のプレスリリースで、白物家電の輸出高が昨年62億ユーロとなり、前年比で約5％増加したと発表した。輸出の拡大は5年ぶり。世界経済の回復が追い風となった。
\国内市場規模は前年比2％増の106億ユーロ（小売価格ベース）で、3年連続の拡大となった。内訳は大型家電が71億ユーロ、小型が35億ユーロ。大型では省エネ性能が高く使い勝手の良い製品がよく売れた。小型でも高品質製品の需要が大きい。特にフードプロセッサー、エスプレッソ・コーヒーメーカー、健康器具の販売が伸びたという。
\ZVEIは2011年の輸出が増加すると見込む。国内市場については個人消費が良好に推移すれば拡大基調が続くとみている。
\ドイツ国内には大型白物家電と関連部品の工場が計16カ所ある。また小型白物家電を手がける中小メーカーも数多くあり、白物家電の国内生産高（生産者価格ベース）は80億ユーロを超える。
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