建設・農業・環境労組IG BAUは20日、3月に開始予定の建設業界の次期労使交渉で5.9%の賃金引き上げを要求することを決定した。業界の景気は良好に推移しており、今年も継続すると判断、大幅なベースアップ要求を打ち出した。
\労使交渉で交渉委員長を務める同労組のディートマール・シェーファース副委員長は、「ドイツ全体で賃金が上昇しているなかで建設業界の就労者が取り残されることはあってはならない」と主張。また、優れた人材を引き寄せるには賃金面で魅力が必要だなどと訴えた。
\これに対し雇用者団体は、建設業界は景気回復の恩恵を受けていないなどとして労組の要求を一蹴している。
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