ドイツ連邦統計局が21日発表した2010年1-9月期の海運貨物取扱量は2億760万トンで、前年同期から5.8%増加した。景気回復が反映された格好。ただ、経済危機前の08年1-9月期に比べるとなお17%下回っている。
\輸入貨物が前年同期比9.1%増の1億1,590万トンと大きく伸びた。輸出は1.9%減の7,500万トン。国内貨物は規模が490万トンと小さいものの、11.0%減と大幅に落ち込んだ。
\製品の分野別では景気動向を敏感に反応する鉱石・金属スクラップの増加幅が最も大きく、46.5%の伸びを記録した。一方、石油はヴィルヘルムスハーフェンの製油施設が閉鎖された影響で13.9%減少している。
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