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2011/2/2

総合 - ドイツ経済ニュース

2010年小売売上が実質1.2%増に、12月は減少

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が1月31日発表した2010年の国内小売売上高(暫定値)は前年を名目で2.3%上回り、物価変動を加味した実質でも1.2%増加した。景気回復が反映された格好。特に非食料品店部門で改善幅が大きかった。\ 一方 […]

ドイツ連邦統計局が1月31日発表した2010年の国内小売売上高(暫定値)は前年を名目で2.3%上回り、物価変動を加味した実質でも1.2%増加した。景気回復が反映された格好。特に非食料品店部門で改善幅が大きかった。

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一方、2010年12月の小売売上(速報値)は前年同月比が名目0.3%増とわずかに拡大したものの、実質は1.3%減少した。季節要因と営業日数調整後の前月比でも名目と実質がそれぞれ0.3%後退している。小売業界団体HDEの会員企業アンケート調査ではクリスマス商戦が好調だとの回答が多かったため、アナリストの間には意外感が広がっている。

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小売売上統計はデータの収集が進むにつれて上方修正されることが多く、今回もそうしたケースに当たる可能性がある。寒波の到来で交通の便が悪化したことが影響したとの見方もある。

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