Bayerの医薬品部門Bayer HealthCare(レバークーゼン)は1月28日、インドの同業Zydus Cadilaと共同で現地に医薬品販売の合弁会社を設立すると発表した。バイエルは同国の医薬品市場で存在感が薄く、今回の提携をテコに開拓を加速する意向だ。
\新会社はBayer Zydus Pharmaで、ムンバイに設立する。出資比率は両社とも50%。主に婦人薬、造影剤、循環器治療薬、糖尿病治療薬、ガン治療薬を販売する。従業員数は約600人。
\Zydus Cadilaはインド市場に精通しており、合弁会社には販売・マーケティングのノウハウやディストリビューター網を持ち寄る。一方、バイエルは製品開発や商品化のノウハウ、世界標準に基づいた最新の事務・販売方式を持ち込む。
\インドでは医薬品の特許が十分に保護されていないこともあり、バイエルは現在、市場シェアが1%未満にとどまる。このため現地企業との提携ないし買収を検討していた。
\