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2011/2/2

経済産業情報

風力発電新設が2割減

この記事の要約

独風力エネルギー全国連盟(BWE)は1月26日、風力発電タービンの国内新設能力が昨年1,551メガワット(MW)となり、前年から19%減少したと発表した。金融危機の後遺症で建設プロジェクトの資金調達が困難になったほか、設 […]

独風力エネルギー全国連盟(BWE)は1月26日、風力発電タービンの国内新設能力が昨年1,551メガワット(MW)となり、前年から19%減少したと発表した。金融危機の後遺症で建設プロジェクトの資金調達が困難になったほか、設置規制が強化されたことが影響。冬の寒波が長引いたことも追い打ちとなった。新設数は754基(前年952基)、12月末時点の累計発電能力は2万7,214MWだった。

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一方、既存のタービンを最新式のタービンに切り替えて発電効率を高めるリパワリングは好調で、既存の80基が最新の116基とバトンタッチ。これに伴い発電能力は従来の3.3倍の計183MWへと大幅に拡大した。

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歴史の浅い洋上風力発電の新設能力は108MWで、当初見通しの150MWを下回った。設置プロジェクトが軌道に乗り出しているため、今年は300MWまで拡大する見通しという。

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