ケーブル大手の伊Prysmian(ミラノ)は4日、蘭同業Drakaに対する株式公開買い付け(TOB)で株式90.4%を確保したと発表した。これにより同社は仏Nexansを抜いて世界最大手となる見通しだ。
\Drakaは通信用ケーブルと風力発電用ケーブルの世界最大手。光ファイバー分野でも中国と米国市場で最大手の地位を保持している。同社に対してはNexansも昨年10月に買収を試みたが、失敗した経緯がある。
\Prysmianは1月6日、同社に対するTOBを開始した。Draka株1株につき自社株0.6595株と現金8.6ユーロを提供するという内容で、買収総額は最大およそ9億ユーロの見通しだった。
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