ドイツ機械工業連盟(VDMA)が年始に実施した太陽電池メーカー向け工作機械業界(コンポーネント、生産設備等含む)の景況感調査で、対象企業の98%が1年前に比べ受注が改善したと回答した。2010年の売上高は前年比で平均21%拡大したもようで、今年についても19%の成長が見込めるとみている。太陽エネルギー専門サイトSolarServerが1日付で報じた。
\太陽電池需要の先行きには不安材料も多いが、世界的には依然として巨大な潜在需要が見込まれるため、工作機械の発注も高い水準を維持しているという。現在、関連企業の76%で残業が発生しており、この状況が今後数カ月は続く見通し。生産要員の増員を予定する企業も75%に上る。また、受注残は昨年3月の平均5.4カ月から7.5カ月に拡大。機械業界のなかで突出しているという。
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