化学的な成分を使用しないオーガニック化粧品の需要が急速に拡大している。2010年の独市場規模は7億9,500万ユーロで、前年から11％拡大。9％増となった09年に引き続き、高い伸びを記録した。化粧品市場に占める割合は09年の5.9％から6.4％へと広がっている。市場調査会社のデータをもとに『南ドイツ新聞』などが報じた。
\オーガニック化粧品市場は2000年頃から成長が加速している。有機食品の需要拡大と相関関係があり、業界関係者は食品汚染スキャンダルが起こると、オーガニック化粧品の販売も伸びると指摘する。
\オーガニック化粧品メーカーの多くは自然食分野の起業が旺盛だった1980年代に設立された。当初は販売チャンネルが薬局やリフォームハウス（有機製品販売店）に限られていたが、現在はデパートやスーパー、ドラッグストアでごく普通に売られている。Weleda、Laverana、Dr.Hauschka、Logocosなどは有名なメーカーだ。
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