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2011/3/9

総合 - ドイツ経済ニュース

1月小売売上、実質2.6%増に

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が国内6州のデータをもとに3日発表した2011年1月の小売売上高(自動車販売店を除く。暫定値)は前年同月を名目で3.8%上回り、インフレ率を加味した実質でも2.6%増加した。景気回復が明確に反映された格好 […]

ドイツ連邦統計局が国内6州のデータをもとに3日発表した2011年1月の小売売上高(自動車販売店を除く。暫定値)は前年同月を名目で3.8%上回り、インフレ率を加味した実質でも2.6%増加した。景気回復が明確に反映された格好。部門別では非食料品店が好調だった。営業日数・季節要因を加味した前月比の小売売上変動率も名目が1.3%増、実質が1.4%と大きく伸びている。

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非食料品店の売上高は前年同月を実質6.2%上回った。特に家具・家電・DIY用品店(8.8%増)や通販(7.2%増)が大きく伸びた。

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食料品店は同2.3%減と振るわなかった。幅広い分野の食品を取り扱うスーパーなどが2.5%減少して足を強く引っ張った。専門店は1.2%増加している。

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統計局によると、自動車販売店の売上高は名目19.3%増、実質18.6%増となり、1998年3月以来およそ13年ぶりの大幅な伸びを記録した。景気回復のほか、新車購入助成策の終了に伴う反動が完全に消え去ったことが背景にある。

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