自動車大手の独Daimlerとエンジン大手の英Rolls-Royceは7日、独エンジン大手Tognumを共同買収する方向で協議していることを明らかにした。メディア報道を追認した格好。買収後の出資比率は均等とする方針という。Daimlerはすでに28.4%を出資している。
\TognumはDaimlerの元子会社(MTU Friedrichshafen)で、スウェーデンの金融投資会社EQTが2005年末に16億ユーロで買収。07年には株式公開(IPO)を果たした。
\Daimlerは08年、同社株22.3%をEQTから買い戻した。Daimlerのディーター・ツェッチェ社長は今年1月dpa通信に対し「Tognumの事業はわが社の中核事業に分野が近い」と述べ、出資比率引き上げの可能性を示唆していた。
\