ドイツ連邦統計局は9日、IATAのデータなどを利用して作成したドイツ発航空貨物の運賃指数(2006年=100)を発表した。それによると、2010年第4四半期は前期比で5.1%増加、6四半期連続で上昇した。景気拡大が反映された格好で、前年同期比の上昇率は23.2%に達している。
\前期比の上昇率が特に大きかったのはカナダ(上昇幅9.6%)、オーストラリア(同8.6%)、米国(7.7%)向け。前年同期比では南アフリカ(33.6%)、米国(30.1%)、ブラジル(29.7%)、中国(28.5%)向けで上げ幅が大きかった。欧州域内向けの上昇率は前月比(1.5%)も前年同月比(11.7%)も平均を下まった。
\2010年通期の航空貨物運賃指数は前年比で24.1%上昇した。上げ幅が最も大きかったのは極東向けで、中国は47.6%、韓国は46.8%上がった。
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