携帯端末からインターネットを利用する消費者の割合が1年前の10%から18%へとほぼ倍増したことが、市場調査会社Arisの調べで分かった。スマートフォンの急速な普及が追い風となった格好。現在は携帯電話サービス大手が次世代LTE移動通信網の構築に取り組んでおり、利用者は今後さらに拡大する見通しだ。
\Arisはハイテク業界団体Bitkomの委託で1月に調査を実施。14歳以上のドイツ人1,003人を対象にアンケート調査を行った。
\それによると、携帯端末を使ったネット接続に積極的なのは女性で、20%が利用していると答えた。男性は16%と後れを取っている。
\LTE通信用の基地局は3月末までに国内の3,500カ所に設置される見通し。これによりデータ通信速度が大幅に上昇するため、Bitkomは(ネット利用に適した)スマートフォンの販売台数が今年1,000万台に達すると予想している。モバイルデータ通信サービス市場の規模については前年比12%増の70億ユーロを見込む。
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