市場調査大手のGfKが29日発表したドイツ消費者景況感指数の4月向け予測値は5.9となり、前月の6.0(修正値)からやや低下した。原料・エネルギー価格の高騰を背景にインフレ懸念が強まっていることや、中東・北アフリカ情勢が響いた。景況感指数自体は高い水準を保っている。
\景気の見通しに関する3月の指数(4月向け予測値の算出基準の1つ)は前月の57.1から49.5へと7.6ポイント低下。所得の見通しと高額商品の購入意欲に関する3月の指数もそれぞれ42.9から40.5、38.9から34.3へと落ち込んだ。
\今回の調査は東日本大震災の発生以前に消費者への聞き取りが終了しており、震災・原発事故の影響は反映されていない。
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