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2011/3/30

総合 - ドイツ経済ニュース

輸入物価の上昇率、4カ月連続で10%超に

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が25日発表した2011年2月の輸入物価指数は前年同月比の上昇率が11.9%となり、4カ月連続で10%を超えた。エネルギーが34.8%上がり、全体を強く押し上げた格好。エネルギーを除いた物価変動率はプラス […]

ドイツ連邦統計局が25日発表した2011年2月の輸入物価指数は前年同月比の上昇率が11.9%となり、4カ月連続で10%を超えた。エネルギーが34.8%上がり、全体を強く押し上げた格好。エネルギーを除いた物価変動率はプラス8.8%だった。同物価は前月比でも1.1%上がっている。

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エネルギー価格の上昇率は前年同月比34.8%(前月比3.7%)だった。原油は39.3%(同5.2%)、石油製品は34.6%(3.4%)、天然ガスは28.2%(1.8%)高くなった。

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金属・金属鉱石も上げ幅が大きく、鉄鉱石は89.4%(前月比-1.5%)、非鉄金属鉱石は33.7%(+2.3%)に達した。粗鉄・鉄鋼・鉄合金は30.0%(+2.2%)、非鉄金属(半製品を含む)は29.3%(+1.6%)の幅でそれぞれ上昇している。

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化学製品では飼料が38.3%(+5.1%)高くなった。食料品ではコーヒー生豆と穀物が70%以上、上がっている。

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一方、2月の輸出物価は前年同月を5.4%上回り、前月比でも0.4%上昇した。

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