化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は25日、重慶に工場を建設する計画が中国当局から承認されたと発表した。同工場ではポリウレタン原料のMDIを生産する予定で、同社は約8億6,000万ユーロを投じて年産能力40万トンの工場を設置。2014年から生産を開始する。
\ポリウレタンは断熱効果が高く、冷蔵庫や建材、被覆材などに使われる。同社は上海でも06年からMDIを生産しており、重慶工場は中国で2カ所目となる。
\中国政府は同国の西部地域の産業化を推進しており、BASFは重慶工場が同政策に寄与するとの見方を示した。
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