電子部品メーカーの蘭AEG Power Solutions(AEG PS、ズワーネンブルク)が福島原発事故を受け同社製品のニーズが高まると予想している。同社のホルスト・カイザー社長は『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』紙に対し、「自らを危機に伴う利益の享受者と表現することは人間としてもちろん問題だが、そうした出来事(原発事故)は再生可能エネルギーが唯一の解決手段だという認識を強める」との見方を示した。
\AEG PSは太陽電池で発電された直流電力を交流電力に変換するソーラーインバーターを手がける。日本で今後、ソーラー発電市場が急速に拡大すれば、同社は事業を拡大できるという。
\AEG PSは無停電電源装置も製造している。原発事故を受け今後、安全性の向上を求める声が高まるため、同社はこの分野でも需要増を見込む。
\