風力発電タービンメーカーの独Repower(ハンブルク)は4日、親会社の印Suzlonが他の株主から強制的に株式を買い上げるスクイズアウトを実施し、同社を完全傘下に収めると発表した。株式の買い取り額は過去3カ月の株価をもとに決定。マスコミ報道によると、約7,000万ユーロとなるもようだ。
\SuzlonはRepowerへの出資比率を従来の91.7%から95.16%へと引き上げた。同95%を超えるとスクイーズアウトが可能になる。
\5日付『ハンデルスブラット』紙によると、100%子会社としたのちはRepowerを欧州の洋上風力発電タービン市場に特化させるもよう。また、研究開発事業はドイツで実施する意向で、両社の当該事業を統合する可能性が高い。Suzlonの研究開発拠点は現在、ハンブルク、ロストック、ベルリン、Repowerは同ハンブルクとレーゲンスブルクにある。
\Suzlonの世界市場シェアは現在6%、Repowerは同2%。合計すると8%となり、Vestas(デンマーク)、Sinovel(中国)、GE(米)、Goldwind(中国)に次ぐ5位に浮上する。
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