旅行大手のTuiは5日、保有する海運大手Hapag-Lloydの株式を売却する方向で複数の投資家と交渉している事実を明らかにした。交渉先は中東の産油国オマーンと中国の物流大手HNAが有力視されている。ただTuiは、オマーンが国営会社Onyx を通してHapag-Lloyd株15%をすでに取得したとする声明を出したことについては、「そうした事実は確認できない」としている。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙によると、TuiはHNAに対してもHapag-Lloyd株10~15%を譲渡する方向で交渉しているという。
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