ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日発表した2011年3月の乗用車新車登録台数は前年同月比11.4%増の32万7,921台となり、4カ月連続で拡大した。ほとんどのブランドで増加。特にアルファロメオと日産/インフィニティは3ケタ台の伸び率を記録した。1~3月の同新車登録台数は76万3,403台で、前年同期を13.9%上回った。
\アルファロメオの1月の新車登録台数は前年同月比153.7%増の1,332台、日産/インフィニティは同118.4%増の9,652台に拡大した。三菱(51.4%増の3,549台)とトヨタ(38.4%増の1万912台)、シトロエン(33.7%増の7,219台)、ボルボ(33.1%増の3,445台)も大きく伸びている。
\ドイツ車はすべてのブランドが増加。各ブランドの実績はスマートが23.2%増の3,305台、フォードが22.7%増の2万4,670台、ポルシェが19.6%増の1,654台、オペルが15.8%増の2万7,012台、アウディが9.2%増の2万5,086台、メルセデスが6.0%増の2万7,247台、BMW/ミニが2.6%増の2万7,754台、フォルクスワーゲン(VW)が1.3%増の6万6,509台だった。
\日産、三菱、トヨタ以外の日本車はスバルが8.7%増の974台、ホンダが5.6%増の4,445台、マツダが0.1%増の6,631台、ダイハツが1.4%減の562台、スズキが10.9%減の3,815台。韓国ブランドは現代が13.4%増の9,055台、起亜が9.6%増の3,733台だった。
\1~3月に新車登録が最も増えたカテゴリーはバンで51.4%増を記録した。これにオフロード車(51.2%増)、大型車(45.1%増)が続く。コンパクト車は横ばいで、超小型車は13.6%減少した。また電気自動車とハイブリッド車は72%増の3,807台と大きく伸びた。
\新車登録に占めるディーゼル車の割合は45.6%、同ユーロ5対応車の割合は95%弱、個人ドライバーの割合は41.7%だった。走行1キロメートル当たりの二酸化炭素(CO2)排出量は平均148グラム。
\トラックの新車登録台数は3月が前年同月比18.7%増の2万5,768台、1~3月が前年同期比27.7%増の6万3,544台だった。オートバイはそれぞれ0.2%減の2万6,690台、8.3%増の3万7,976台となっている。
\一方、独自動車工業会(VDA)によると、乗用車の国内生産台数は3月が3%増の57万6,700台、1~3月が8%増の149万4,100台だった。輸出は3月が8%増の44万9,100台、1~3月が11%増の116万3,600台。
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