電気通信大手のDeutsche Telekom(ボン)は18日、競合のFrance Telecomと調達分野で提携すると発表した。折半出資の合弁会社を第4四半期に設立。3年後に両社合わせて年最大13億ユーロのコストを削減する。新会社は両社の取締役会と独禁当局の承認を経て成立する。
\2社はネットワーク機器や端末、サービスプラットフォームの分野で調達を共同化。Deutsche Telekomは経費を年4億ユーロ強、France Telecomは同約9億ユーロ圧縮する。合弁会社はパリとボンに事務所を置き、事業を展開していく。両社が調達を共同化すると、取引先メーカーに対する値下げ圧力が高まるのは確実とみられる。
\Deutsche TelekomとFrance Telecomは英国で携帯電話サービスの合弁会社Everything Everywhereを展開するほか、ポーランドで移動通信網を共同利用している。
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