独プラスチック・ゴム加工機械業界の2010年の輸出高は33億1,200万ユーロとなり、前年比で25.6%増加した。中国などアジアを中心にほぼ全ての地域で需要が拡大した。国外からの輸入も17.5%増の6億3,300万ユーロと大きく回復している。ドイツ機械工業連盟(VDMA)のプラスチック・ゴム加工機械部会が11日、連邦統計局のデータをもとに発表した。
\最大の輸出先は前年に引き続き中国で、64.4%増の5億8,720万ユーロへと拡大した。アジアはインド、韓国、インドネシア向けも好調で、全体で30.1%の伸びを記録している。
\欧州連合(EU)加盟国は16.3%増加した。イタリア、フランス、ポーランドで需要が拡大しけん引した。EU以外の欧州は16.6%拡大。最大の輸出先であるロシアは前年を下回ったものの、トルコは前年の2倍以上に増加した。
\中米と南米はメキシコとブラジルが好調で、それぞれ25.1%、60.7%の増加。北米は30.3%増だった。中近東向けは12.9%減少している。
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