ドイツ連邦統計局が14日発表した2010年の海運貨物取扱量は2億7,600万トンで、前年から5.0%増加した。景気回復が反映された格好。ただ、経済危機前の08年に比べるとなお14%下回っている。
\輸入貨物が前年比7.0%増の1億6.680万トンと大きく伸びた。輸出は2.7%増の1億290万トン。国内貨物は620万トンと規模が小さいものの、9.0%減と大幅に落ち込んだ。
\製品の分野別では景気動向を敏感に反応する鉱石・金属スクラップの増加幅が最も大きく、33.0%の伸びを記録した。一方、石油はヴィルヘルムスハーフェンの製油施設が閉鎖された影響で15.1%減少している。
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