独建設業界の労使の代表は14日、新しい賃金協定で合意した。ヴォルフガング・クレメント元経済相の調停を受け入れた格好で、ベースアップのほか、最低賃金の引き上げも取り決められた。労組のIG Bauと雇用者団体HDB、ZDBが28日までに異議を唱えなければ協定が成立する。
\協定期間は2年間で、ベアは2回に分けて実施。西ドイツ地区で今年5月1日に3.0%、来年6月1日に2.3%、東ドイツ地域では今年6月1日に3.4%、来年8月1日に2.9%を予定している。
\最低賃金も東西で別扱いとなっており、西ドイツ地域では単純労働者の最低時給(Mindestlohn1)が2012年1月1日に5セント上昇する。熟練労働者の最低時給(Mindestlohn2)はベアと同じで、今年5月1日に3.0%、来年6月1日に2.3%上がる。東ドイツ地区ではMindestlohn1が2012年1月1日と2013年1月1日にそれぞれ25セント高くなる。Mindestlohn2は同地区に存在しない。
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