ドイツ連邦統計局が4月28日発表した2011年3月の輸入物価指数は前年同月を11.3％上回り、上げ幅は5カ月連続で10％を超えた。これまで同様、エネルギーが最大の押し上げ要因で、石油を除いたコアの上昇率は7.7％だった。前月比の輸入物価変動率は＋1.1％。
\エネルギーの輸入価格は前年同月比で36.4％（前月比の上げ幅は6.7％）上昇した。原油の上げ幅は過去最高の42.4％（同9.3％）を記録。石油製品と天然ガスもそれぞれ33.9％（7.6％）、27.7％（1.3％）の幅で上がった。
\金属鉱石では鉄鉱石の上昇率が78.6％と大きく（前月比は－1.7％）、非鉄金属鉱石は18.8％（同－4.4％）だった。金属製品は粗鉄・鉄鋼・鉄合金の上げ幅が23.1％（＋0.6％）、非鉄金属が同21.8％（－1.3％）。主な金属では粗銅が22.4％（－5.4％）、ニッケルが21.6％（－3.4％）、アルミナが21.4％（＋0.4％）だった。
\化学原料は肥料が39.3％（＋2.8％）、樹脂が16.6％（＋1.7％）上昇した。食料品ではコーヒー生豆と穀物の上げ幅がそれぞれ70.5％（＋2.2％）、64.3％（－3.3％）と大きい。牛乳・乳製品も13.5％（＋1.4％）と2ケタ台に上った。
\3月の輸出物価は前年同月比が4.9％上昇、前月比も0.3％上がった。
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