ドイツ連邦雇用庁(BA)が4月28日発表した同月の失業者数は名目307万8,000人となり、前月から13万2,000人減少した。景気回復と季節要因が反映された格好で、季節要因を加味した実質の失業者数も3万7,000人減の297万人へと後退。1992年6月以来初めて300万人を下回った。失業率は7.3%で、前月から0.3ポイント、前年同月からは0.8ポイント低下した。
\一方、連邦統計局が同日発表した3月の就業者数は4,051万人となり、前月から14万1,000人増加した。景気回復は今後も続く見通しで、雇用情勢の先行きは明るい。BAが作成する求人指数BA-Xは前月から2ポイント増の167に達し、過去最高を改めて更新した。
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