自動車部品メーカーのElringKlinger(デッティンゲン・アン・デア・エムス)は12日、射出成型プラスティック部品用の金型を手がけるHummelグループを買収すると発表した。樹脂製の軽量部品分野でノウハウを強化する狙い。買収金額は約1,300万ユーロ。同社は独禁当局の承認を経て取引が10月1日にも成立すると見込んでいる。
\Hummelは従業員240人の中堅企業で、ドイツとルーマニアに事業拠点を持つ。今年は売上高で約2,000万ユーロ、売上高営業利益率で約10%を見込む。
\自動車業界では車体の軽量化に向けて金属部品を樹脂部品に置き換える動きが強まっており、ErlingKlingerは特に、繊維複合材料の加工技術を強化したい考えだ。
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