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2011/9/14

経済産業情報

乗用車見本市の展示面積が過去最高に、環境技術に高い関心

この記事の要約

IAA国際乗用車見本市(フランクフルト国際モーターショー)が15~25日の11日間、フランクフルトで開催される(一般公開は17日から)。64回目となる今回は、自動車市場の回復を受けて32カ国から前回(09年)を231社上 […]

IAA国際乗用車見本市(フランクフルト国際モーターショー)が15~25日の11日間、フランクフルトで開催される(一般公開は17日から)。64回目となる今回は、自動車市場の回復を受けて32カ国から前回(09年)を231社上回る1,012社が出展。展示面積は23万5,000平方メートルで、過去最高を更新する。世界初公開の新製品は新車が独メーカーの45モデルを含む89モデル、自動車部品が94件の計183件。主催者の独自動車工業会(VDA)は期間中の来場者数を80万人以上と見込む。

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今年のIAAでは電気自動車(EV)やハイブリッドカー、代替燃料車、軽量構造車といった環境負荷を低減する技術に高い関心が向けられている。アウディはEV「A2コンセプト」や2人乗りの超軽量車「アーバン・コンセプト」の試作モデルを発表。BMWはEV「i3」とプラグインハイブリッド「i8」の試作モデルを披露する。ダイムラーは化学大手BASFと共同開発したスマートブランドのEV「smart fortwo electric drive」や燃料電池車の研究車両「F125!」を展示し、フォルクスワーゲン(VW)は小型車「up!」や1人乗りEVコンセプトカー「NILS」を出展する予定。

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一方、スピードや馬力、操縦性の良さを追求した高級車も健在で、ポルシェは新型「911カレラ」、「パナメーラ・ディーゼル」「911 GT3 RS 4.0」「ケイマンSブラック・エディション」を初公開する。

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