ドイツ機械工業連盟(VDMA)は8日、独業界の2012年生産高が前年比4%増の約1,970億ユーロとなり、08年に記録した過去最高(1,960億ユーロ)を更新するとの予測を発表した。金融不安やアジア・南米諸国の金融引き締めを受けて、生産高は2012年中にピークに達するものの、通年では拡大基調を維持するとしている。
\2011年の生産高については前年比14%増の1,880億ユーロに拡大するとした従来予測を据え置いた。1~7月の生産成長率は実質16.4%を記録、7月の工場稼働率は長年の平均(89.4%)を上回る89.9%に達した。
\1~7月の新規受注高は前年同期比で21%増加した。国内と国外がそれぞれ19%、21%の幅で拡大している。6月時点の受注残は5.8カ月で、工作機械、パワーシステム、圧縮機・圧縮空気技術・真空技術、鉱山機械部門では同10カ月以上に上るという。
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